IMG_1341先日の舞台では色々初体験してきました。

まずは開場のLAN端子の使用。GLDから袖のAR2412までは卓の後方のマルチとか電源の接続架設BOXのなかにあるLAN端子を利用。他にはDANTEなどもある。さすが新しいホールは最先端。

で、LANにGLD112のdsnakeをつないで、袖のLAN端子からAR2412のdsnake端子に取り出す。さぁつながるか・・・問題無しでした。結構感動。

うちの卓にDanteカード入れてるんですが、DANTEで接続したら、小屋のシュアなどのDante接続物のワイヤレスやアンプなどネットワーク組めるのかな?

開場のカナレのマルチBOXを使わなくても良かった。卓周りもケーブルのゴチャゴチャが多少減った。

さらには、袖にスタンバイのワイヤレスMUTE用のQU-24へは、AR2412を2段重ねで色々駆使した頭わけ。で下手袖から、上手のQU24までLANという・・・

コモッセのような新しいホールだからこそ出来たシステムですね。ただし実際LANケーブルは裏を何メートル引いてるのか、分からないので怖い気もする。100m以上になってるとね。怖い。

それでなくても劣化激しい、ワイヤレスの多チャンネルシステムを、少しでも音質劣化を軽減できたのでは?ないかな~と個人的には思うのである・・・。これもデジタルの恩恵でしょうか?

この方式でいけばおそらく、音楽コンサートも袖にモニター卓も出来そうかも。その代わりスタッフ多くなるけどね。

そして・・ワイヤレスの話。

先日の現場では10波つう、途方もない運用をしました。

気になったのが800mhzのアナログのワイヤレスのノイズの多さでしたね。
あまり比べたくないのですが、Sound pureのワイヤレスは非常にローノイズにに対して、S社、A社に関してはノイズはゲートを入れないと、多チャンネルの時に耳障りになる。

今回もGateで対応したが、小声でささやく様な台詞だと大変だったかもしれない。
IMG_1320マイクやレシーバーの善し悪しもあると思うが、実際、今回のようなラヴェリアマイクでワイヤレスで多チャンネルの場合、超有名なマイクメーカーでもプロのソロアーティストでなければ、違いは大差無い。今回のような使用であれば、問題は幅広い使い勝手でしょう。

デジタルのワイヤレスに関しては流石ローノイズ。今回のような多くのラヴェリアマイクの場合は、ヒスノイズのほか、会場ノイズ、呼吸のノイズなどあり、せめて機械のノイズが無ければ有り難い。
IMG_1355今回の舞台の記事です。

デジタルの2.4Ghz帯域の運用に関してはWi-Fi等の兼ね合いや、例えばShureの2.4GhzとAKGの2.4Ghz、またはLINE6の2.4Ghzの同時使用の問題など、課題はある。現在メーカーに確認してます。

1.2Ghz、1.9Ghz、そして800mh帯域のデジタルなどそれ以外のデジタルもありますがいずれ運用には免許など必要なので2.4Ghzのワイヤレスを安全に導入するための、本音の部分ですが、2社、各4波づつ、レシーバーを離して使用ならOK程度の 動作確認はしたいですね。

今後チャレンジしようか・・・別メーカー借りてやるか・・・。
お金が豊富で大手の音響やであれば、A帯域など使用の幅はあるでしょうね。
今回のような場合でも、出来うる限りの対応はしてあげたいために、日々・・・他社ではあまり推奨しないやり方であっても、 乗り切れる方法を見つけながらかな・・。
単に乗り切ってる・・だけで、”安全で確実”な、やり方ではないです。
言ってみれば、経験と腕、あとは勘。結構大事です。
そうあとは、やってみよう!っていう勇気・・・思いっきりっていうか。

その裏には、もちろん駄目なら、こうしよう。という、裏付け・バックアップ案があるからこそですが。
本番はその結果の中で、一番失敗のない確実なとこで、採用していきます。

それほど全部の現場の前に倉庫で、ミキサー上での事前リハーサルしていくんですが。
すべては準備。そして道具の整備。こころのメンテ。

以上のシステム、大手音響屋さんが現場したら結構費用掛かりそう。やっちまったな~。僕の現場はいつでも実験室。そして工房です。だから楽しい。でも・・・緊張感が無くなることが・・・無いけどね。

IMG_1356音響用のiPadの待ち受け


















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