Kenvoの音業務日誌

Kenvoです。秋田県大館市で音響屋と電気屋の共栄電機・Kyo-ei Labを経営!このブログは音響・放送業務の記録の一部です。投稿記事の全ては個人的見解のみのサイトです。それぞれの参考になる事だけ楽しんで頂ければ幸いです。あとは勝手に言ってる事として、受け流してくだされ~・・・

IMG_2354開場です!多くのお客様が来場してきます。有難いですね。


さぁいよいよです。GLD112の不具合で一時は、今回ヤバい・・・って。しかし、それで厄払いだったのか、終始順調にここまできました。
当初生の音を生かすミックスというイメージでしたが、歌もオケピのオケもちゃんと聞かせるようなオペにしました。まぁ、主宰のダンスオデッセイの石井先生との共通の意見でもありましたので、リハーサルで色々試した結果、ゲネでそれらしい音に仕上げました。凄く生音もしっかりしつつ、PAからも補正出来たような気がしました。

IMG_2357本番スタートです。

これだけリハを重ねても、本番の最初の音はフェーダに触れる指が震える。毎回そうなんですが、たまらない緊張感。これが快感っていうか・・・

やはり客席が埋まればサウンドは変わる。すこしピーキーかなと思ってましたが、生のオケの音に混ざると、一体感が出る感じです。

SHUREの57とβ57ですが、非常にオーソドックスな選択ですが、大きな舞台や、音の数が増えるほど、こういうフラットな特性のマイクが活きる。正直全部58の方でも・・良かったかもね。いろんな楽器などに混ざりやすい、57、58はまさにそういうマイク。そいつだけがそっぽ向かない音。ちゃんとアンサンブルしてますよ~って言うマイクです。

IMG_2358沙良さん、かほりさん、ジョイフルシンガーズの皆さんの本番では、素晴らしい歌でした。演奏も本番は良い演奏で、相当な音圧になりました。歌もそれ準じて、結構な爆音でしたよ(^-^)

迫力満点でした。

SX300もSHUREの57も1本、1本それぞれ微妙にゲインや音が違うって・・言うのを体感。製造年式などもあるのかもね。特に57の入力ゲインが違う。それだけ異常なのかな?

IMG_23591部終了後、転換も皆さんに見られながらでした。中々見る事の無い転換作業は多分見ごたえ十分でしたね。舞台装置も大がかりで動作しました。オケの皆さんもステージから、ピットへの移動、私たちPAチーム3名でワイワイ凄いスピードでケーブル巻いたり、モニターを片したり、私たちは大汗流して転換しましたが、楽しんでもらえましたね。

オケピもうっすら光り輝いて良い感じ。

さぁ2部の「くるみ割り人形」スタートです。

IMG_2360映像と音は一体感が大事って、私は思います。画の規模に対して、音がしょぼくても駄目、音ばかりが迫力で画が小さくても駄目。画に大して、音の規模は比例して行くものではないでしょうか。

今回の画、音は良い感じにシンクロ出来たように思います。

なんだかんだって、大ホールです。画もセットもバレエも迫力あるし、照明も素晴らしいです。音も迫力、質共にかなり追い込んだ作りになったとは思います。

AUDIXのマイクの質は良いですね。RODEも好きだけど、ADX51は良いすね。べりのC-2の中域限定の抜けも素晴らしいね。
F-9はドラム専用かと思いきや、単一指向性とは思えない指向性です。広いです。シロフォンや木、鉄琴全部拾ってました。しかも結構同じレベルで。感度が良いマイクです。ADX51よりもフラットでシルキーな音。万能マイクです。しかもローノイズ。
IMG_2369フィナーレです。みなさんお疲れ様でした。

バレエの最後の方で「あ~終わってしまうんだな~」と思いました。長かった3日間でしたが、本番あっという間。楽しい舞台制作に参加できました。一緒に作り上げた皆さんに感謝します。

フィナーレはオケの皆さん、歌の皆さんも上がります。こうやってみると、N○K紅白歌合戦みたいに見えますか?

またこのオケピとバレエの企画は実現してほしいですね。毎年の恒例とか良いかもしれません。期待してますよ石井先生。

総合演出と主宰の石井先生、お疲れ様でした。次はプロジェクター行けますかね・・・

文化会館のスタッフの皆さん、佐々木さん、日景さん、きりたんぽFM安保君、本当にお疲れ様でした。毎回これだけ我がまま勝手なオペに付き合ってもらっちゃって・・・すいません。ありがとうございました。

数年ぶりに友達とも会えました。お互いに大きく盛り上がる訳では無いけど、凄く嬉しかったです。僕にとって少ない友達と呼べる一人です。

あ~いい舞台だった・・・。しばらく引きずりそう・・・。


来週またやりませんか?なわけ無い。
そだね~(しつこい)


ちなみにこの日の夜は打ち上げには参加せず、倉庫で機材片づけ後、家飲みしました。すげー飲みました。正直3日間、毎晩飲んでました。

やっと、寝付けました。

ではまた!

へばな!

IMG_2332おはようございます。いよいよ当日を迎えました。

午前中は準備をしてゲネプロへと進みます。ゲネプロってのは、リハーサルのように止めたり、指示を出したりしながら、作りこんで行くのではなく、本番通りの進行で、一切を本番通りに、衣装も全て本番通りに行うものです。

照明や舞台装置に細かく修正が加わり、大変ですね。

音響チームは・・・この時間は何もすることが無い・・・時間です。


IMG_2334いよいよゲネスタートです。1部の「大いなる秋田」ですね。昨日のリハで追い込みきれない所はここで、しっかり作り切ってしまいます。そして歌い手も昨日のリハーサル出来なかったメンバーも増えましたので、モニターのSX300も会館から借りて1台増やしました。

QSCのPLD4.2の2Ω駆動です。イケますね。

別チャンネルも考えたけど、ここで別のモニターMIXを作ってる時間も無いので、出来たMIXにSPを足すって感じですね。

IMG_2335ゲネも順調?に進み、2部の「くるみ割り人形」へ

いまんとこ、問題無なし。なんとかここまでまとまったかな~て感じですかね。

オーケストラピット無いのマイキングは位置は結構変わりました。C-2も1本増えました。

表からも多少出力する事にしました。輪郭と広がりを持たせる感じです。あとは低域のこもった感じの修正ですね。

IMG_2341ゲネがおわり、修正のリハーサルです。

あと1時間で開場です。

素晴らしい内容です。僕がお客様だったら、十分満足です。大館でこれだけの舞台を作れるって凄いですね。

IMG_2346ピット内の大館ウィンドアンサンブルです。

カッコいいですね。ただ客席からはあまり見えないのが、少~し残念。

でも凄く質の高い演出です。なんでも生ってのが良いのかもしれません。

昨日から楽器の配置、変わったのが分かれば凄いですね・・・




IMG_2347開場に備えます。あと・・10分です。

10分無いですね・・・

1部の準備します。音響チームはモニターやマイクのバミリやSPやマイクに着けたテープなど全て取ります。

モニター、マイクの最終の回線チェックをして終了

IMG_23512分前です・・・
皆さん、がんばりましょう!

IMG_2352今一度美しいか・・確認。いいすね。
マイクは全て定番。57とβ57です。見た目と音のバランスと抜けですね。後にオケを背負ってますので、当初、コンデンサーをプランニングしましたが、これに落ち着きました。結果は満足です。沙良さん、かほりさん、大館ジョイフルシンガーズの皆さん、素晴らしい個性の豊かで、実力のあるボーカリストさんですので、十分に安定した声が得られました。

IMG_2353大丈夫。








さぁいよいよ本番です!

IMG_2306朝9時からの仕込みは、午後3時過ぎまででおよそ完成。ここから夕方に向けリハーサルへと進みます。

舞台の製作って色々時間がかかります。さらにリハーサル、ゲネプロ(本番通りに止めないで通すリハーサル) も本番前には2〜4回位繰り返すよなものです。

それを経て、たった1度の本番になります。

舞台はまさにその2時間の為に3日間を費やす。演者は事前の練習からはすでに、数ヶ月を費やす。そのたった2時間の本番の為に。
IMG_2308卓周りで〜す。マルチですがバンド以上の回線数。一杯で〜す。卓の前にはステージや袖、調整卓からくるアナログマルチが32チャンネル分来てます。ケーブル本数、凄いです。










 IMG_2313手前はウチの音響卓。真ん中にプロジェクターをはさんで、向こうに照明の卓となります。

よろしくお願い申し上げます!!










IMG_2314大館ウィンドアンサンブルの準備まで、CDでバレエのリハを開始。とりあえずCD仕込んで置いて良かった。

この感じのタタキはバレエの時と同じ









IMG_2317吹奏楽の皆さんがピットに収まります

いよいよリハーサルです。











IMG_2320オケピの中です。ステージとの位置関係はこんな感じ。

なんか幻想的です。良いですね〜

客席からあまり見えないのが残念です。

この舞台の製作に関われて、なんというか幸せです。楽しいですね。




IMG_2321上からオケピの中のマイキングです。シロフォン付近にAUDIXのF9です。中々広く拾うので良い感じです。

中間にC-2

中音はこのマイクはカッキリ拾います。楽器集音向き。
















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音の弱い付近をねらいます。

あと58でチューバを。結構ステージ上で重要なモニター。









IMG_2324エンディングリハ。全員ステージへ。1部、2部の出演者全員です。楽団の皆さんは楽器を持って登壇です。











 IMG_2326今日のリハーサルの最後は1部の「大いなる秋田」

初めて生で聞きました。予習には何度か映像で見ましたが、オーケストラで合唱団ですので、今回のような吹奏楽でソロボーカリストでと言うのは、中々参考になる映像が無かった。

なるほどね〜そう来るか・・・・。とりあえず分かりました。明日更に修正していきます。

しかし・・・紗良ちゃんの声量は半端無いね。全マイク同じゲインで、フットのモニター量も同じですが、ほぼ紗良ちゃんの声で聞こえないほど。凄い。通常よりも-10デシカットでちょうど良い感じ。7人のそれぞれの声の個性が強いので、案外まとめ上げるのは容易ではない。楽しい。

少〜しRevを入れるとハリもでるし、色々試します。オケとの兼ね合いがね。難し。オケは強弱のレンジが大きい。声をそれに合わせるとなると、卓のフェーダー操作を都度可変させるほか無い。

ステージ上の転換も一部お客様に見せながら行います。ステージ上の白い天井、良く演奏会では見えるのですが、「天井反射板(天反てんはん)」といいます。コレがどういう風に現れて天井になるのかみることが出来ます。

オケピは、次はいつ見れるか分かりません。何年後?それとも・・。 

いよいよ明日はゲネプロ、本番です。 

IMG_2291今日は「吹奏楽とクラシックバレエのコンサート」の仕込み、リハーサルとなります。

朝一はオーケストラピット(オケピ)を開ける作業ですね。客席を外して、床をとり、掘ります。

今日は現場サポートに安保君が袖に入ります。 

オケピが空くまで、回線チェックです。

 IMG_2295ステージ前の最前列から5列目までの客席が全て外されていきます。大館青年会議所の皆さんが頑張って頂きました。

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いよいよ床が外されて行きます。お〜深い。すげースゲーの歓声。その床はオケピの床に敷かれます。










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じゃ〜ん!完成!ついにオケピが姿を見せました。

だんだんワクワクしてきました。

オケピ内のマイクの回線をチェックしていきます。オケピ内には8つのマイク端子があるので、そこに結線して、卓側にマルチ経由で送ります。






IMG_2299ステージ上は2部のバレエのセットが組まれてきます。あとは照明のシュートが始まるので、慌ただしい。 

毎回の段取りだが、作って行く感覚がたまらない。本当に非現実な空間に変わる。







IMG_2300バレエは「くるみ割り人形」バレエの公演では結構定番でおもしろい。曲も聞き慣れた曲が多い。初めてでも分かりやすい、演目だと思います。

今回の依頼を受けてから、曲からどの楽器の集音するかが見えるほど、曲のイメージは出来ていました。

ただオーケストラではなく、今回は吹奏楽団ですので、楽器の違いはあります。弦楽器が無い。


IMG_2303セットが出来、照明のシュートへ・・・




リハーサルへつづく・・

IMG_2288明日からリハ、ゲネが始まる「吹奏楽とクラシックバレエのコンサート」の搬入仕込みです。

夕方6時からの搬入でしたので、仕込みと言っても、機材搬入して、回線がつながる程度までです。

今回はオーケストラピットが数十年ぶりに開かれ、大館ウィンドアンサンブルとバレエの共演となります。
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ところが・・GLD112が不具合発生のため・・8時半に倉庫に走り、急遽GLD80への変更となります。内容は同じなので、シーンの入替ですみました。問題はないけど、112の不具合多いです。メーカーには連絡が取れその日のうちに代替え出荷らしいですが、間に合うはずもないので、GLD80で進めていきます。症状はマルチのAR2412が定期的に接続が切れる症状ですね。

明日からリハーサル、そして通しのゲネプロが始まります。とりあえず最悪の事態を想定して、Qu-16は既にバックアップに持って来てます。

基本は1部のオーケストラをバックに歌があるのですが、そのMIXですね。

あと2部ではオーケストラピット内の音をステージのモニターに届け、バレエのモニターに返すというのがメインです。またも未知のMIXですので、ワクワクですが、GLD112が使えないのは残念。

まぁ悪い運はこれで終わりって事で、明日からの現場は前向き。

照明はライブ・ライティング社の山崎純子さんです。そしてコモッセでもお馴染みの千田さんチームです。ダンスオデッセイ、ダックスムーン35周年の公演でも一緒でした。一緒の現場は楽しいです。

9時半までギリギリ、回線も繋げるだけ、結線して、頭の中にあるプランは全部確認して、明日に備えます。最悪QUになっても良いように、シーンの中身を確認。

明日は朝一はオーケストラピットを掘る作業からです。 

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